TSO と TSC エラーのトラブルシューティング

トーチキャップエラー 発光ダイオード (LED) の点滅は、トーチが開いたままになっている (TSO) または トーチが閉じたままになっている (TSC) のいずれかの状態を示しています。

TSO
スタート信号を受信した後、Hypertherm® カートリッジ内のノズルと電極が接触しない。
TSC
スタート信号を受信した後、Hypertherm カートリッジ内のノズルと電極が分離しない。

エラーコードとエラー LED

エラーコード エラー LED トーチ LED 説明 システムの動作が停止しますか?
なし この画像は、トーチエラー 発光ダイオード の点滅を示しています。

ゆっくり点滅

画像はトーチ 発光ダイオード が黄色に点灯していることを示しています。

黄色

TSO の状態になっています。 はい。これらのエラーは、トーチのプラズマアーク発射を停止させます。状況によっては、再度トーチを点火して、切断を続けることができます。
なし この画像は、トーチエラー 発光ダイオード の点滅を示しています。

高速点滅

TSC の状態になっています。

Hypertherm カートリッジの対処方法

  1. プラズマ電源装置がオン (ON) でトーチロックスイッチが緑色の「点火準備完了」の位置() に設定されているときに Hypertherm カートリッジが緩んだり、カートリッジを取り外したりした場合は、一旦プラズマ電源装置の電源スイッチをオフ (OFF)(O) にして問題を解決してから、電源スイッチをオン (ON)(I) にしてエラー状態を解除します。
  2. Hypertherm カートリッジを点検して、摩耗しておらず、損傷がないことを確認します。
  3. ハンドトーチまたはマシントーチをお使いですか? オプション説明
    ハンドトーチ
    1. トーチロックスイッチを黄色のロック (X) 位置にしてから、トーチロックスイッチを緑色の「点火準備完了」位置にします。
    2. トーチを 1 回点火して、警告のエア吹き出しを開始します。これにより、Hypertherm カートリッジの先端に蓄積した不要な物質を除去することができます。
    マシントーチ 次の手順に進みます。
  4. Hypertherm カートリッジを取り外し、注意しながら振って、Hypertherm カートリッジ内に溜まった不要な物質を除去します。
  5. 新しい Hypertherm カートリッジを取り付けます。

ポストフロー中に発生する TSO エラーの対処方法

ポストフロー中に開始信号があると、トーチリードに残っている空気圧が急速に低下します。この圧力が十分な速さで低下しないと、電極が時間内に閉位置まで戻らず、パイロットアークを形成できません。TSO エラーが発生します。

各ステップを行った後で、再びトーチの点火を試みます。

  1. トーチロックスイッチを LOCK (ロック)位置にしてから、「点火準備完了」の位置に戻します。
  2. 別の Hypertherm カートリッジを試します。
  3. トーチリードを検査します。
    • トラックにトーチリードが取り付けられている場合は、トラックからトーチリードを取り外します。
    • トーチリードによじれや曲がりがありませんか?トーチリードを最小曲げ半径 76 mm (3.0インチ) 未満の半径で曲げないでください。
    • トーチリードに巻いたケーブルタイがきつすぎませんか?
    • ガス漏れの兆候はありませんか?
    この画像は、トーチリードの曲げ半径を示しています。
  4. ガステストを実施して、注入口ガス圧力が十分であることを確認します。
  5. 可能であれば、Hypertherm カートリッジを取り付けたトーチリードで導通性チェックを実施します。
    1. Hypertherm カートリッジがトーチに取り付けられており、トーチがプラズマ電源装置に接続されていないことを確認します。
    2. トーチコネクターのピン 1 と Hypertherm カートリッジのノズル間の導通チェックを実施します。
    3. トーチコネクターのピン 2 と Hypertherm カートリッジのノズル間の導通チェックを実施します。
    4. 両方のピンに導通性がありますか? オプション説明
      該当する場合: 問題の原因はトーチではなく、プラズマ電源装置にある可能性があります。
      該当しない場合: 新しいトーチリードが必要である可能性があります。

トーチの修正措置

  1. モードボタンを約 5 秒間長押しするとガステストが開始し、システムを 2 分間ガステストモードに保ちます。
  2. ガスが流れている間にガス圧を監視します。
    圧力が徐々に下がる場合は、圧力を下げる可能性のある下記の状況を探します。
    • トーチリードによじれがありませんか?
    • トーチリードに巻いたケーブルタイがきつすぎませんか?
    • トーチリードの部分に重い装置の重量がかかりすぎていませんか?
    • ガス圧が漏れる原因となり得る損傷の兆候がトーチリードにありませんか?
  3. 正しく動作することが分かっているプラズマ電源装置に別のトーチを接続します。

    トーチキャップのエラーが消えますか?

  4. 下記に従い、オリジナルのトーチで導通チェックを実施します:
    この画像は、トーチリードのピンレイアウトを示しています。
    1. Hypertherm カートリッジがトーチに取り付けられており、トーチがプラズマ電源装置に接続されて いない ことを確認します。
    2. トーチコネクターのピン 1 とコネクター中央の真鍮との間の導通チェックを実施します。
    3. トーチコネクターのピン 2 とコネクター中央の真鍮との間の導通チェックを実施します。
  5. 両方のピンに導通性がありますか? オプション説明
    その場合は: 問題の原因はトーチではなく、プラズマ電源装置にあると考えられます。プラズマ電源装置の対処方法 に進みます。
    そうでない場合は: トーチリードを交換します。

プラズマ電源装置の対処方法

  1. 電源スイッチをオフ (O) の位置にし、電源から電源コードを外します。
  2. プラズマ電源装置のハンドルとカバーを取り外します。
  3. コンポーネントバリアを取り外します。
  4. トーチコンセントからの赤色のワイヤーグループと白色のワイヤーの間の抵抗を測定します。

    これらのワイヤーは電源 プリント回路基板 (PCB) の「RED」と「WHT」のラベルが付いています。

    この画像は、トーチコンセントからの赤色のワイヤーグループと白色のワイヤーが電源 プリント回路基板 に接続されていることを示しています。
    この状態が見られたら..これらの手順を行います..
    抵抗値が非常に低い。 次の手順に進みます。
    抵抗値が「開」である。
    1. 新しい Hypertherm カートリッジを取り付けます。
    2. トーチリードを点検して、リードのワイヤーのひとつが破損しているかどうかを調べます。必要な場合はトーチリードを交換します。
  5. 電源コードを接続し直します。
  6. 電源スイッチをオン (I) の位置にします。
  7. ガステストを開始するには、モードボタンを 5秒ほど長押します。
  8. ガスが流れていますか? オプション説明
    その場合は:

    抵抗値が非常に高い (開回路) ことを確認するため、トーチコンセントからの赤色のワイヤーグループ (RED) と白色のワイヤー (WHT) の間の抵抗を測定します。

    ガスが流れているのに抵抗値が非常に低い場合 (閉回路)、ノズルと電極が接触しているか、トーチリードのワイヤーのひとつに短絡が発生しています。必要に応じて、Hypertherm カートリッジまたはトーチリードを交換します。

    そうでない場合は: ソレノイドバルブが正しく機能しているか調べます。ガス入力エラーのトラブルシューティング と 低ガス圧力エラーのトラブルシューティング の手順を実行します。
  9. できれば、正しく機能することがわかっている別のトーチを接続します。
  10. 同じエラー状態が続く場合は、電源 PCB を交換します。

検証

  • TSO および TSC のエラーは断続的に発生する可能性があるため、これらのトラブルシューティング手順を必要に応じて何度でも実行してください。